1部・御殿の段

  • 順番が逆になってしまいました。それだけ、これの感想が書きにくかったということなのですが、2回目は1回目よりはちぐはぐ感がなかったものの、やはりイマイチ・・・はっきり言って床も人形も満足できませんでした。重鎮だけ出せばいい舞台になるというわけではない、ということだと思います。
  • 一番大きいのは政岡が私のイメージとずいぶん違ったことだと思います。紋壽さんの政岡、優しすぎませんか?前半はもっと高圧的というか能面みたいに冷たくないと、最後にわが子を抱きしめる時との落差がなくてだらだらしちゃう気がします。紋壽さんはどんな人形を遣われても「優しい」んですよね。だからもっと優しい役が合うんじゃないかなあ。
  • 嶋さんと團七さんは、元々あんまり「合う」とは思っていないのですが、今回ほどちぐはぐなのは初めてのような気がします。文楽歴短いので、たいしたことは言えませんが。私は清友さんが合うと思ってるんですけどねえ・・・