2月公演3部『義経千本桜』

「渡海屋・大物裏」は大好きな知盛が出てくる段、とても好きな段です。そして「道行初音旅」は道行好きの自分が最も好きな道行です。だから3部はホントなら何度も観たいです。初音の旅は音楽的にもすごくいいし、とにかく舞台がきれい。どちらもよく出る段だからか、完成度が高かったと思います。この知盛はすっかり玉女さんの役になりましたねえ。

  • [渡海屋・大物裏の段]口が文字久さん&喜一朗さん、中が英さん&清介さん、切が咲さん&燕三さん。三味線さん皆さん素晴らしかったですが、中でも燕三さんが素晴らしくきれがよかったです。安心して人形の方に気持ちをゆだねられました。私はここの段が大好きで(銀平が大好きなのです)ホントに観てて面白いです。
  • 全然関係ないんですが、局が帝を抱いて入水しようとするときに白い布を手すりにかけますよね?あそこで、下手の方の一部が外側に上手に垂れていなかったんですよ〜。きっと研修生とか若い子がやっているんだわ、と母親みたいな気持ちになってしまって「そこそこ!そこ巻き込んでるわよ」って勝手にはらはらしてました(笑)
  • [道行初音旅]これはねえ、もう、私が何か言うようなこっちゃないですよね。うっつくしいですよ>静ちゃん。全体にレベル高かったですが、咲甫さんの忠信の仕方話がすごくよかったです。