今年も内子座に行ってきました

DancingDoll2012-08-26

ネコズがお留守番しているので今年もとんぼ返り。それでも去年は獣医さんに預けたので夜までゆっくりしていましたが、今年は自宅で留守番だったので、家を出てから帰るまで約26時間に短縮して超とんぼ返りとなりました。余韻も何もなかろうな〜とは思うものの「既にライフワークになってる感のある内子座には行きたい」「せっかくだから夫も一緒に連れていきたい」「ネコズを置いていくのはすごく心配」「獣医さんに預けるのはもっと心配」というさまざまなものを統合するとこれしかなかったのでした。


が、ところがろがろが、神様はステキなプレセントを用意してくださっていました。いや、プレゼントなんて書いたら他のお客さんたちには申し訳ないのですが、なんと嶋さんが語っているときに停電したのです。内子座も昔は冷房がなくて窓を開け放っての上演だったようですが、今はきっちり閉じてレトロな感じの照明にして外光は入らないようになっているので、思い切り「真っ暗」。慌てて窓を開けたり、懐中電灯のようなもので床本を照らしたり。お客さんもざわざわ・・・でもさすがはプロの技芸員さん、何事もなかったように弾き語り遣い、舞台は進んでいきました。
不思議なことに私はその時「灯りが消えたな」くらいにしか感じませんでした。嶋さんの語りに全力で集中していて(人形はほとんど観ていなくて)その嶋さんがまったく息ひとつ乱さずに語り続けておられたので、そのまま聴いていたという感じだったのだと思います。停電が回復するまで、雨戸を開けて外光での上演でしたが、自然の光の中での公演もすごくいいなあって思いました。停電だって、きっと暑い日曜日でただでさえ電力量が上がるときに小屋で大量に電力消費したのが原因なんじゃないかな〜と思います。周りに迷惑をかけてまで形を整える必要があるのかな?そんなものがなくても舞台は素晴らしいと思うけどな、って考えてしまった今年の内子行きでした。


レモ「今度は私もつれてって」


この前の三谷文楽のときも思いましたが、やっぱりワタシ、一輔さん(の遣う人形&遣っている姿)が好きみたいです。なんであんなんなに美しいんだろう。