3部

いやいやいやいや!怒涛の面白さです>振袖始。来週の月曜には終わっちゃうので、御用とお急ぎでない方はぜひ観に行ってください。絵的にも「美男美女vsガブと蛇踊り」という感じで見応えありますし、床がまた素晴らしい!三味線もよく揃ってますし、大夫さんも声のしっかり出る人を揃えているので大迫力です。特に靖さんがすごく頑張ってる、という印象があります。


「やればできるぢゃないか!」
これを見せなさいよ、例の市長さんにさ〜


さて。寺入りと寺子屋。ここは私がパブロフの犬になって松王丸を見た瞬間からうるうるし出す段でして、私のお気に入りNO.1であるパイナップル頭の松王丸を浴びるように見れる至福の段でもあります。今回の玉女さんは意外なことに細かく動いていました。もちょっと動かない方が好きだけど、まあいいでしょう(←何さまだ)。いつも「いろは送り」では泣けないのですが、今日は目の前にお千代さんがいてくどくので、ここでもついほろり・・・
嶋さんももちろんいいんですけど、津駒さんいいなあ。渾身の語りです。はっと息をのむような間合いも素晴らしい。声とか色々好みもあるでしょうが、私はこういうのがいわゆる義太夫節なんじゃないかな〜って思います。
嶋さんが語っておられる時に小湯くみをしていた芳穂さんの気迫にもびっくりしました。こんなに気が満ちてる小湯くみさんって珍しいかも。ゆらゆら舟こいでる小湯くみさんもいるのにね(笑)。