文楽って言葉的に抜群にオモシロイ

「源平布引滝」はもともと大好きなのですが、今までは「人形的に面白い」だけだったのがちょっと成長して「浄瑠璃としても面白い」と思えました。何度でも切り口で楽しめるのが面白いですし、「コトバ」的には突出して面白い芸能だと思います>文楽。最初に観た頃は設定が「実はこうだった」というのが突飛で「それはずるいだろう」みたいな気もしたんですけど、慣れってコワイですね〜。いろんな意味でやっぱり時代物の方がずっと面白いですね。私個人は問題にならないくらい時代物の方が好きです。
言葉の面白い部分を帰りの新幹線で床本に細かくメモっておいたのですが、その床本が見つからない(汗)。ツイッターに書いた「より棒の骨なます」のことと、作品のダブり部分しか思い出せません。落としたのかしら〜。
ダブり。ひとつめは「碁太平記白石噺」の宮城野おのぶが東北出身だというのと「女殺油地獄」の腕っ節の強い侍が会津の侍だということ。もうひとつは「源平布引滝」で九郎助女房が”綿”仕業をするというのと「女殺油地獄」に出てくる”綿”屋小兵衛。こんな風にちまちまと作品の共通点を探すのが好きです。
以下、21日に観た感想です。