そうなんですよね

今日、相生座公演の感想がツイッターにあって「本公演より面白い」というニュアンスの感想を読みました。それは「芝居小屋で観る」独特の空気感もあると思いますが、相生座でも内子座でも「面白くないと遠くまで観に来てくれない」から企画する人が頑張っているからなんじゃないでしょうか。逆の言い方をすれば、本公演を組む人はそこまで真剣にはなってないんじゃないか?と。


康楽館や八千代座は有名ですが、日本にはまだまだ埋もれている芝居小屋があると思います。徳島の農村舞台のような今にも朽ちてしまいそうなものが、捜せば全国にあると思うんです。そういう芝居小屋で文楽公演が出来るようになったらいいですよね。私は相生座には行ったことがありませんが(この時期である限り行けない気も・・・)、芝居小屋公演は応援していきたいと思っています。嘉穂劇場さんのHP全国の芝居小屋の紹介全国芝居小屋会議について載っています。


地方巡業も毎年必ずやっているところがありますよね。自治体に理解があれば初めから「文楽枠」で予算に組んで劇場も確保してくれて、補助も多いから安く観劇できます。でも自治体からの補助が減ったり(なくなる場合もあるでしょう)すれば存続は難しくなります。人の噂話なので定かではありませんが、千葉公演などは草の根的に自主的に頑張ってくれている方がいらっしゃるので続いているのだと聞いたこともあります。地方の芝居小屋での公演にしても巡業にしても、その地元の方が頑張ってくださっているのが大きいのかと。観るだけでなく何か恩返しができないかと思いつつ、何も出来ずにいます。