鑑賞教室(前半午前・午後)

後半も後半(←わかりにくい!)になっているのに感想を書いていなくて、せめて終わるまでには書かないと、と思っていますが、歌舞伎座とか東宝とか行く予定もあって・・・^^;というわけで午前・午後の区別なしで書いちゃいます。


まず、こういうことを書くと読まれる方によっては顰蹙をかうかもしれませんが(何せ文章って誤解されやすい)、やっぱり鑑賞教室って本公演のような気合を今イチ感じません。特に今回は新型インフルエンザの影響でキャンセルも多かったりしてガラガラの日もあるでしょうから無理もないんでしょうね。
もちろん、皆さんが手を抜いていると言っているんじゃありません。難なくきちんとおつとめです。でも、なんていうか気迫が・・・という風に感じちゃうのは中にはそうでない人がいるからなんです。たとえば清五郎さん、津駒さん、喜一朗さんなどなど・・・いつもと変わらない気迫を感じました。大阪は本公演でも後半の平日なんかは「あ、なんか流してるなあ」って感じちゃうこともあるんです・・・
でもまあ、これはあくまでも私個人の感じたことにすぎません。
ってことで感想。

  • 「二人三番叟」:4、5月に続けて「寿式三番叟」を観てしまったので「またか」と思うかと思っていたのですが、やっぱりこの演目がよほど好きなんでしょうね、ウキウキ。三味線がねえ、いいですよねえ。たまたまなんですが以前、三番叟の人形を遣っているところを横から観て、人形遣いさんの足もとをしっかり観る機会に恵まれました。元々「文楽人形は存在そのものが奇跡」だと思っているのですが(マジ)、そのとき思ったのは「一体の人形に足が6本もあるんだもん、奇跡的存在でもおかしくないじゃん」ってこと。それを観てからというもの、三番叟を観るたびにマジシャンのような人形遣いさんの足の動きがフラッシュバックするようになりました。これはもう麻薬ですね(ジャンキー?)。目一杯動いている人形は遣っている人の足までも美しいのだと思います。今イチって思うときは、たぶん、6本のうち何本かが機能してないんじゃないかな、と。
  • 「新口村」:前々から思っていて、文楽通の方に教えていただきたいと思っているのですが、5人ぞろぞろ出てくる人々は、あそこだけの登場人物なんですか?それとも実はもっともっと長い話で前や後に登場しますか?それと「銭百」ってなんですか?あそこ、好きなんですけどいつも「?」って思っています。道庵のクシャミも好きです(笑)。玉志さんの忠兵衛がなんだかいい人っぽくて忠兵衛のイメージが変わって見えたり、玉英さんの梅川は庶民的な感じでこれも「お!」と思ったり・・・やっぱりいろいろな人が遣うのを観てみたいな、って思いました。If I were a bird、大阪に飛んで行って後半の舞台を観たい!大好きだよ>文楽
  • 追記:相子さん&清丈'さんの漫才、もとい、解説はまたレベルアップしていたような気がします。