歌舞伎カブキ

DancingDoll2009-06-16

昨日は歌舞伎座で夜の部を、今日は国立劇場で鑑賞教室を観ました。夜の部は市川染五郎さんのご長男が「市川金太郎」としてお披露目で、三代で獅子を舞いました。可愛かった!

福助さんと松緑さんの口上が早口なのに聞き取りやすく、「あ、私は舌のよく回る役者が好きなのか!」と気が付きました。やっぱり目より耳からの情報が判断の指標になっているみたいです。

歌舞伎の女形の作り声がすごく苦手で(ちなみに宝塚もいかにもの作り声は苦手です)、歌舞伎は意識的に避けてきました。でも文楽を観始めてから同じような演目があることを知り(と言うか元は人形浄瑠璃だとのこと)、少しずつ観ています。

髪結新三が文楽とどう違うのかを楽しみにしていましたが…全然違うやん!ふてぇ奴だぁ!大家さんとのやりとりには大笑い。「幡隨長兵衛」が重いからバランスとれてましたね。鑑賞教室は悟空登場!いや〜、派手だしよく動くし面白い!文楽もこれにすれば生徒さんたちも寝ないんじゃない!?解説もなんかすごーく面白かったです。

驚きなのは2日合わせてチケット代が3850円ということ(2500+1350)。歌舞伎座の方は「花道は見えない」ですが、3等席や幕見席からは絶妙のかけ声がかかるので、それがなかなか気持ちいいんですよね。能狂言で声がかかったらイヤですが、歌舞伎はぴったりはまると舞台の演出のひとつみたいに感じます。でもやっぱりいっぺんは桟敷で観てみたいなあ。

あまりに役者さんが多すぎてわからないので、とうとう2009年版「歌舞伎手帳」なんてのを買ってしまいました。ヅカ宙組の組子さんもさっぱりわからないので「おとめ」と首っ引き。己の記憶力のなさ(と言うより「顔認識力のなさ」ですかね^^;)をしみじみ感じています。