操式三番叟

先月、新聞の記事を載せました。【ここ】
群馬の前橋市である「下長磯操式三番叟」の神事の記事です。それを読んで行ってくださった方がいらっしゃるんですよ〜!いらしてお話を聞かせてくださっただけでなく、詳細に解説された冊子まで下さいました。神様のような人だ〜!
場所は、前橋市と言っても桐生に近いそうです。神事に使われる本舞台用のカシラと練習用があって(本舞台のカシラは神体扱いなので)、冊子の中に本舞台用のカシラの写真が載っているのですが、傷みは激しいもののぞっとするようなステキなカシラです。「翁」は能と同様に白式尉の面をかけ、「三番」は黒式尉の面をかけて鈴を持つそうです。
↓これは冊子とは別のパンフレットです。


観に行くべきでした。やっぱりアクトです、Actしなくては。これから少し腰を据えて「翁」「三番叟」について勉強したいと思っているのですが、自分が足を運んで自分の五感で観聴きして感じないとダメなんだと思います。でも、いきなり行っても吸収力が低いので、最初は図書館ですかね。何よりもまず「どこに行くのか」「何を求めに」というのを定めないと。


「勉強」という言葉にどんなイメージがあるのかわからないのですが、ある方が「大阪の人は遊びに、東京の人は勉強をしに来る」と仰ったとのこと。でも、自分の中では「勉強」と「遊び」ってそんなにくっきり線を引けるものじゃないんですよね。だからその言葉はなんかピンときません。地域の問題じゃなくて個体差なのではないかと。本気で遊ぼうと思ったら頭までそこに浸かっていたいと思うんです。自分の引き出しを増やして広げて遊んだ方がずっと楽しいんじゃないでしょうか。元も取れるし(笑)。私にとっては「勉強する」→「知る」→「楽しい」→「遊び」なんですが。
瞬間瞬間を刹那的に楽しむということと、それを点でなく繋げて線にしていく、広げて面にしていく楽しみもあります。そのとき全身で味わう楽しさとは別の楽しさであって、両方を楽しむことは可能だと思っています。


・・・ひとことで言ってしまうと、お客っていうのはそれで食べてるわけじゃないので、どう観ようと聴こうと感じようとその人の勝手でしょ、ほっといてんかってとこですかね(暴言^^;)