視聴室

「近頃河原の達引」[四条河原の段][堀川猿廻しの段][道行涙の編笠]を観てきました。[四条河原]は平成2年のもので他は昭和57年のものです。こちらは清十郎師匠の伝兵衛、簑助さんのおしゅん、猿廻し与次郎が玉男さん。おまけに稽古娘が清之助さんという個人的に垂涎もの。師匠やっぱり男前!猿を遣ってるのが誰なのかわからないのが残念(笑)。とっても上手です。
今度の地方公演では「猿廻し」までしか上演しないようですが、この道行の美しいこと!絵的に素晴らしいものがあります。そろいの柄の着物に編笠で登場するだけでもほーっとため息が出ますが、伝兵衛の腰に巻いた帯(?)が襦袢と同じ淡い緑色で猿を結わえた帯が淡い紫。男性がここまで美しい道行ってあるんですね〜。