團菊祭

直前でも3階席がとれました。しかも振り向けば修学旅行生がたくさん。うむむ・・・やっぱり歌舞伎の危機かもしれない。

松緑さんの丸橋忠弥がとてもよかったので、ツイッターとか色々検索していたらあるブログ(他の役者さんのご贔屓さんでご贔屓さん以外は呼び捨てというある意味面白いブログ)に「松緑の顔が嫌」だと書いてあって「へええ」と思ってしまった。私は能→文楽→歌舞伎という古い順に観てきたので松緑さんを初めて見た時は「文楽人形みたいだ!」ととても魅力的に感じた。目に独特な力があるし、脚力があるのか踊りもとてもきれいで人形に命が宿ったようだと思う。歌舞伎は松緑さんご出演のものを選んで観ている。彼もまさに「DancingDoll」。私も顔の好き嫌いはある(坂東亀寿さんのお顔が大好き)けれど、顔だけにとらわれて芸をきちんと観ないともったいないんじゃないのかなあ。ひとつの芸能でも観方は色々なんだろうけど。