身辺慌ただしく

木曜は嵐のバラエティが2つもある。週に3回もあるのでさすがにちょっと飽きてきた。嵐はどの子も可愛いけど、誰のファンって言うならニノ単体なので、早く映画やドラマで観たい。


年年歳歳、本を読まなくなっていたのだが、8月初めにTVドラマ「鉄の骨」の原作を読みたいと思って読み始めたのがきっかけで”映像になった(なる)作品を読んでみよう”というスイッチが入った。「鉄の骨」のあと「風が強く吹いている」を読んで大感動。「フリーター、家を買う」で有川浩さんに惹かれて「阪急電車」を読み、「告白」「神様のカルテ」「さくら色」を読み終えた。
「さくら色」は”おかんの嫁入り”の原作で、この本は大阪弁で書かれていて「文楽を観始めて大阪通いをしたことで生きた大阪弁を知った」後だからすらすら読めたんやと思う。セリフが耳に聞こえてくるように思えて「大阪弁東京弁より耳から言葉なんやなあ、リズムがええねんな」と思った。
今は「まほろ駅前多田便利軒」を読みながら「生物多様性の基礎知識」をチビチビ併読している。生物多様性は”なんとなくわかる”ではなく”人に説明できるくらいにわかる”ようになりたいと思って読んでる。著者が同い年で、でも自分が全然実現できなかった生き方をしてるのがステキで羨ましくて(WWFにいらっしゃるようです)、そして誇らしい。1958年生まれバンザイ!


生の舞台を観るようになってから遠ざかっていた映画もDVDレンタルで観ることが増えた。最近観た中で最高だったのは「扉をたたく人」かな。別の意味で深く印象に残ったのは「カティンの森」。自分は知らないことが多いと痛感する。若い頃から”理不尽を強いられながら歴史に残ることもなく死んでいった、でも確かに生きた人々の足跡を自分の目で確かめたい”と思いながら日本の中も旅しているので、いつかポーランドにも行ってみたい。


ところで。長男の結婚だけでなく身辺がやや慌ただしくなってきました。ともあれ9月の文楽はきっちり観たいと思ってます。