山車を運ぶ男たち
見上げるばかりの大きな山車。梶棒を持つ８人の男たちは”花形”ですが、山車の前や横で支える人もいます。そして一番上にはヘルメットを被った「電線マン」が４人乗って山車が電線を引っ掛けないように先がＵ字になった棒を持って待機しています。参道を大きく前のめりになって下りてくるときには前の２人は屋根にしがみつく感じなんですよ。揺れるたびにドキドキしましした。
この参道を下りてくる様を正面から観ていましたが、はっきり「前のめり」です。後ろにいる梶棒担ぎの人が持ち上げているんですね。下の写真のように持ちあげた状態でかなり長い坂を下りてくるんです！前で支えている人も大変そう。電線マン、落ちないで！
これは、前日に違うポイントでかぶりつきで観た「下ろすぞ！」の瞬間です。ものすごい迫力でした。連写できないカメラで下手ですが、２枚目は前の人の足がかなり横になっているのはわかります。このまま４人は将棋倒しのように梶棒を担いだ形で後ろに倒れるんですよ〜！
近くにいたオジサマはお若い頃に梶棒を経験されたようで、連れの女性に「これをやると、１週間くらい仕事になんないんだよ」と話していました。そしてまた別の場所では小さなお子さんを連れた男性が「＊＊のひいおじいちゃんがこの中の山車のどれかを作ったんだよ」と。いいないいな、地元はいいな、と羨ましかったです。
