無知の極みに恥じ入るばかり

昨日、横浜の本郷台というところにある「あーすぷらざ」(県立地球市民プラザ)に行きました。「KIF・国際交流財団」というのが管理しているみたいです。そういうあちこちのナンチャラ財団が今まさに存亡の危機にある、というのは置いておくとして・・・横浜市にこんなものがあるなんて、しかも神奈川県民だったら資料の貸し出しなんかもできるなんて、知らなかったです。外見は「国際交流」というよりはむしろ「サンダーバート5号ですか?」という感じ・・・


ま、それはさておき。そこで豊田直巳写真展「大津波アチェの子供たち」というのをやっていました。予定より1時間も早く着いてしまったのでそれを見ながら過ごすことにしたのですが、そこでおのれの無知さ加減にガツンとやられた気分になってしまったわけです。地歴、社会情勢(時事関係)すべてに疎いとは言え「知らなかった」ことが恥ずかしかったです。ニュースで流れても「聴く」んじゃなくて「聞く」だったのでしょうね。
自分は「2004年にアチェを大津波が襲って町全体が破壊されてしまったこと」は知っていました。「多くの人が家ばかりか大切な家族を失ったこと」も。でも「災害が起きたことで独立を求める人々と政府軍の長い紛争が世界に明らかになった」ということを知りませんでした。インドネシアとしてひとくくりにしていて、30年もの長きにわたる紛争があったなんて知らなかった・・・でも、この写真家さんは大津波の前からアチェの写真を撮っていたのです。


こういうことがあると、自分は時間を無駄にして生きてきたんじゃないか、って非常に落ち込みます。今日は落ち込んでいる暇もないほど用事に追われたのでちょっと救われましたけど。