日高川〜道成寺

文楽では「日高川入相花王」ですが、能では「道成寺」。能のシテ方にとってはこれをつとめれば「一人前」と認めてもらえる大曲です。大きな鐘の作りものを天井から太い縄で下げ、白拍子がそこへ飛び込むと鐘が落ちる、という能にしては派手なパフォーマンスのある曲で、その前の”乱拍子”というのがまた独特です。小鼓と前シテの一騎打ちという感じ。
今年はやけに多いんです>「道成寺」。数えたわけじゃないですが”披キ”(初めてつとめること)もとても多いみたいです。私も今年の春にお一人観世で”披キ”を拝見しましたし、今月末には喜多のベテランの(おそらく舞おさめ)舞台を拝見します。


また、秋には応援している「三聲会」でも「道成寺」が上演されるのですが、三聲会の笛方・竹市学さんのブログに「道成寺」を訪ねたという話が載っています。vol.1となっているので続くはず(笑)。そのうち日高川の写真も出るのではないかと思います。かなり大きな川で水がとてもきれい、だそうです。ちなみに、竹市学さんは私が一番好きな笛方の藤田六郎兵衛さんのお弟子さんで、かな〜りイケメンです。
三聲会公演の【チラシ画像】にリンクさせておきますので、興味のある方はご覧になってみてください。