紀尾井だより

紀尾井ホールで出している「紀尾井だより」5〜6月号に清治さんのインタビューが載っています。今年から3年連続で”近松の復曲”に挑む清治さんの情熱を感じます。


「何かを守っていく」とき、保守的な方法と革新的な方法があります。両者はどうしても相いれない。でもどちらも必要であって、どちらが正しいということはない、そう思います。相克することの繰り返しで人間は生きてきたんじゃないでしょうか。でも私はもう人生の残っている時間の方が少ないので、相手を非難したり無視したりする時間があるのなら、相手を理解することに使いたい。私自身は多分に保守的な人間ですが、新しいものも無心に味わいたいです。