感想を加筆しつつあります

今、4日の「鑑賞記録」のところに少しずつ加筆しているのですが、どうしても「八陣守護城」が長くなってしまいます。きっともっと後から思い出して出てくることがあると思います。頭があんまりシャープじゃないのでごっちゃになっているところからある日突然ひょっと出てきたりするもので。
実は「日吉丸稚桜」を楽しむために、と思って2月に名古屋に行ったときにこんなとこを訪ねています。清正公通りという大きな通りを歩いたり、展示されている清正公の兜を観たりしました。なんでこんな兜!?ってぎょっとした記憶があります。


「本朝廿四孝」については、9月に書いていますので特に今回は書いていません。ただ、奥庭狐火は9月とちょっと動きが違っている部分があります。キツネが後足で掻くところがあるのですが、菊の植込みの上でやっていたり。それと、舞台が東京よりも広いのでひとつひとつの動きが大きめになっています。東京でも思ったのですが、兜にすりすりってする部分が師匠はもう少し長かったような気もするのですが・・・床との兼ね合いでしょうかね。津駒さんは東京もよかったですが、もっとがんがんいってる気がします。「つばさがほしい、羽根がほしい、飛んで行きたい、知らせたい。逢ひたい、見たい」っていうところ、津駒さんならではだと思います。切実だけれどいやらしくないんですよね。
私はもともとが景事で文楽人形にオチましたので狐火より十種香の方が好きなんですが(前にも書いたような気が)、初日から東京の千秋楽レベルの仕上がりで、しかも東京よりも落ち着いてお遣いだと思います。ここをこう見せよう、見せたい、というお気持ちが動きにすんなり出るようになっておられるのでは、と思いました。