ワンさんの死

3月11日に、4日に11才になったばかりのワンコが突然に逝ってしまいました。今の住まいに越してきたのが11年前の3月、この町はどこもかしこもワンコとの思い出ばかりです。たいへんな甘ったれで「この子は私がいないとダメだ」と思っていましたが、そうではなくて「私があの子がいないとダメだったのだ」と今頃気がついたバカな飼い主です。いつもいつも私の後を追いかけてきた子が、どんなときにもご機嫌でしっぽを振っていた子が、いなくなってしまいました。めちゃめちゃさびしいです。


数日は眠ったのか眠っていないのかわからない状態で、まっすぐ立っていることもできず、自分の家の廊下でよろけて壁にぶつかって痣を作るような有り様。家事とかやらなければならない当面のことはなんとか対応しましたがそれでいっぱいいっぱいで、家から出ることもできず、気がついたらお彼岸になっていました。父が退院した後の、私が一番時間の余裕のあるときを選ぶようにして逝った親孝行なワンコだったと思います。なにもしてあげなかったのに、たくさんのものをくれたいい子でした。


23日にかまくら文楽を観に行った後にここを開けるつもりでいましたが、昨日届いたDVDを観て(聴いて)いるうちに「おまえは何をぐだぐだやってんのや!ええかげんにせえ!」という気持ちになりました。まだまだ体調が安定していませんが、明日(今日)は頑張って茅ヶ崎へ行こうと思います。まだ書くこともないですが、皆さん、清治さんのDVDめっちゃいいです。文楽を愛しているなら、借りてダビングなんて考えないで買いましょう!いくら人気があっても稼がねば食っていけません。食えなきゃせっかくの芸が埋もれます。売れてなんぼです。


明るくて前向きでオールカミングで、疑ったり怒ったりというマイナスの感情のまったくなかったロッキーさん(私は「ロクスケ」とか「ロキワン」とか呼んでました)を見習って、残りの人生をさらにポジティブ&アグレッシブに生きたいと思っています。


最後になりましたが、繭の中にこもっている間に励ましてくださった皆様に深く御礼申し上げます。これからもヨロシクねっ!



ちなみに、沈没中にネットで読んでいたのは伝統芸能系は「らくらく文楽さん」だけ。大空祐飛さん関連HPばかりうろついていました。オトメ(誰がやねん)はどんなときも好きな人は忘れられないみたいです^^;あとは「脱出ゲーム」やってました(笑)