1部の感想の続き

  • 発端について「代わりの人でいいような場面ならなくていいのでは」と書きましたが、よくよく思い出したらここがないと普天坊の「見よ見よやがて火の車を持たせ、拙者迎ひに来るべし」という言葉が聴けないんでした。やっぱりないとダメです。そしてその場に打擲される光秀の姿がないとこの言葉に重みが出ない、と。
  • 二条城配膳が印象に残らなかったのは床も人形もおとなしめだったせいかと思います。この段は光秀のためにある段とは言え、蘭丸はもっと見得を切るくらいでもいいと思いますし、十次郎は大変な場面を目前にするのですからもう少し感情を出していいのでは?それに何と言っても春長が穏やかすぎます。随分日にちがたちましたので今は変わってきているかもしれません、早く2回目を見たいです。