阿波の芸能

DancingDoll2007-01-27

今日明日と国立劇場の小劇場で「阿波の芸能」という催しがある。今日は「阿波の神事芸能」と「阿波踊り」で明日は「阿波の人形芝居」。明日の人形芝居はもちろん行くのだけれど、お神楽などの神事が好きなので(私は神社が大好き)午前の部の「神事芸能」を観てきた。写真は2階に展示してあった人形。明日使うものかな?
「金丸八幡神社の宵宮神事」「有瀬(あるせ)かぐら踊り」「東高房の獅子舞」「西祖谷の神代踊」の4行事で、2番目の「あるせかぐら」の完成度の高さに正直言って驚いた。地方に残る芸能を集めたものは素人っぽさや素朴さで見せるもので「あらあら」と思ったりすることも多いのだけれど、5種類の舞を舞う人がそれぞれに素晴らしい。出てくる人出てくる人、息をのむような張り詰めた空気を纏っていてまさに「神よ、照覧あれ」という感じ。しかもそれを”芸能”として柔らかくするために面をかけた百姓が一緒に出てきて振り真似をして笑いを誘う。お囃子も素晴らしく、特に小柄な方の太鼓は絶品。
皆さん、もし機会があったら是非是非見ましょう>あるせかぐら。私も出来ればもう1回観たい。


始まる前にロビーで3人の女性による「三番叟」があった。2人はお囃子で1人が人形を遣うのだけれど、これがまた上手!太夫、三番叟と出て、ちゃんと黒色尉も出てくる。最後に出たのが才蔵?すごい人だかりで遠くてよく聴こえなかったのが残念。