視聴室へ
『玉藻前曦袂』の3段目「清水寺の段」「道春館の段」と4段目「神泉苑の段」「廊下の段」を観てきました。今年の4月に大阪で上演されるのは3段目のみですが、4段目に清十郎師匠が[玉藻前 実は 妖狐]という妖しげな役で出ていらっしゃるので4段目も「廊下の段」まで観てきました。妖しい役の師匠、やっぱりステキです。師匠のキツネになら食われてもいいかも(笑)。
昭和57年9月公演で、このときは通しです。時間があれば全部観たいですけれど、一度には無理でしょうね。視聴室が開いているのは午前2時間・午後4時間の計6時間だけですし、うちは国立劇場への往復だけで4時間くらいかかりますし(汗)
- 3段目「清水寺の段」「道春館の段」
いつもながら人形の配役しか書いていなくてすみません。この「道春館の段」ですが、人形もごっついいんですけど床が越路大夫さん&清治さんですっごくいいんですよ!どんどん前のめりになっていく自分がいました。画像はカラーで雑音も入っていませんので、御用とお急ぎでない方は国立劇場に行く機会があったら是非どうぞ。
- 4段目「神泉苑の段」「廊下の段」
こちら、「廊下の段」が呂大夫さん。何度聴いても美声です。もったいなや。
四半世紀も前となると、お顔を拝見しても「だれ?」という方も多いです。文吾さんは「清水寺」の黒衣姿のときからその動きで「文吾さんに違いない」と思いましたが、当時まだお若い方は難しいです。他の方はなんとかわかりましたが、玉志さんと蓑二郎さん、わかりませんでしたぁ。玉松さんという二枚目人形遣いさんは今はいらっしゃいませんよねえ?
視聴室ですが「冬季整理週間」とのことで29(月)〜2/8(木)まで閉室します。もう一度「妹背山」を観ておきたかったので今週の木曜に予約を入れました。でも、もうすぐ上演ということで館内貸し出し中かもしれないとのこと、その場合は諦めます。