昼の部「菅原伝授手習鑑」「釣女」
- 解説
- 寺入りの段
- 今も昔もあんなもんなんですかね、子供たちがわさわさうるさくて、浮いてるデキスギ君が菅秀才で(笑)。
- 文雀さん、舟底から上がるのに左遣いさんに引かれ、足遣いさんにお尻を押してもらっていました。痛々しくて気の毒でしたが人形の動きはやはり見事。
- 玉也さんが好きなので源蔵が楽しみでしたが、玉也さんもいいけど玉英さんの戸浪がよかったです。自然で品が良くて。
- 寺子屋の段
- 「松王丸の玉女さん」でなく「玉女さんの松王丸」でした。玉女さんの気配は消えました。素晴らしい松王丸だったと思います。
- 障子の向こうで子が斬られるときに松王丸がはったと額に手を当てるあたりからうるうるし始めて困りました。たぶん私は松王丸の気持ちで観ていたと思います。とにかく首実検のあたりからずーっとボロボロ泣いていて、小太郎が笑って斬られたと源蔵が言うところで嗚咽(苦笑)、休憩でトイレにとびこんだら顔が腫れていた次第です。まいりました。
- 「釣女」(狂言の「釣針」が元だそう)