ただいま帰路

公演も終わったので視聴室へ行ってきた。ちょっと気が乗らなかったが予約してあるし。
たまたま「義経千本桜」の2段目を借りていて、大物浦の段で知盛を遣っておられたのが玉男さん。昭和56年の公演だからまだ60代か…お顔を見ていると悲しくなってくる。中を語る大夫さんは呂大夫さんだし、観て(聴いて)いるうちに涙がポロポロ、途中で止めてしまった。
お昼を食べて仕切り直し、午後は景事2つ。昭和56年9月の「紅葉狩」と今年2月の「小鍛冶」。「紅葉狩」の鬼女は清十郎さん。なんと前半は3人出遣いで左は清之助さんではないか!(ちなみに足は清三郎さん)22才の清之助さん!若い!…当たり前か。清十郎さんはやっぱりスケールが大きいな〜。
帰宅後加筆→帰ってきて調べたら、12月の「義経千本桜」で知盛(銀平)を遣うのは玉女さんなんですね。中途挫折したけどやっぱりもう1回借り直して玉男さんの知盛を観ないといかんな〜。ちなみに来週は4段目と昭和55年の「恋女房染分手綱」(清十郎さんが重の井)を観る予定です。12月の鑑賞教室で清之助さんが重の井を遣われるので。