知立は素敵なまち

チケットの引き取り手がなくてよかった。やっぱり来るべきだったんだ。

キムさんのお吉は、人形与兵衛と一緒の時は控えめなんだけど、その後1人で踊るのが圧巻。激しい苦しみは水面でもがくようで、次第に深い暗い水の底に沈んでく。お吉の細胞ひとつひとつが死んでいく。生と死は薄皮一枚の差みたいだけど、だんだんに死ぬんだって思った。

与兵衛については考えることが多すぎて私の力では表現しきれない。勘緑さんの「与兵衛観」を聞いてみたいなあ。


最後のカーテンコール、玉佳さんと玉誉さんのちょっと照れたようなスマイルに思わずこっちも吊られて笑ってしまった。明日も、明後日からの巡業も頑張ってくださいね。(勘緑さんは確か今日が誕生日では…)