いろいろ書きたい

午前午後と続けて観て「あら?随分違う」と思ったのでそれを追々書きたいと思います。床はともかく人形があちこち違う!午前は小学生がいたので小学生向けの演出だったのでしょうか(今日だけとか)。今日はちと疲れましたし、「コートジボワールvsポルトガル」もありますし、「♪あしたわたしは歯科にいきます♪」ので追々。この後、内子座まで観ませんのでゆるゆる書けます。

比べることに意味はないと思いますが、あえて軍配を上げるなら午後の部。というか、午後の部は「鑑賞教室」にはもったいない高レベルの舞台だったと思います。私は出ている人形が「競り合わない」のが好きです。そこがしどころの人形がすーっと出てきて、出番でないとすーっと引っ込む。決して邪魔をしない。でもちゃんと生きて舞台上にいる、要するにちゃんと浄瑠璃に乗っている舞台ですね。久しぶりに清十郎さんの腰元を観ましたが、うん、よかったです。早く「笹引き」がくるといいですね。


ついでながら。初めて本公演で清十郎さんの人形を観たのはこの「松右衛門内〜逆櫓」なんです。お筆は簑助さんで清十郎さんはおよしをお遣いでした。子供を殺されてるのに「また作ればいい」という発想に「をい!」と仰天したのを覚えています(笑)。今はもう「あ、それが浄瑠璃」という感じで慣れましたけど、最初の1年くらいは逆なでされるような嫌悪感がついてまわりました。
そのときはそこだけ観たので何がなんだかさっぱりわからなかったですが、録画で通して観たりして前後の筋も理解してから観ると全然違います。だからやっぱり私は「勉強する派」かな。知らずに観て楽しいのは「初めて」のときだけで、それだとじきに(一回りすると?)飽きますよね。飛びついて飽きて、の繰り返しではお客さん増えないと思うなあ。