至福の1日

今日、家を出るのが遅くなって「東府中に着くのが1時半過ぎになってしまう」と悲痛でしたが(よく考えたら最初は解説だったんですが^^;)、競馬さまのおかげで準急が東府中に止まるというではないですか!小走りにホールへ…ギリギリ間に合いました。神様ありがとー(T_T)このご恩に報いてきっとよい人間になります。

あー、なんつーか、文楽バンザイ。至福の1日でありました。

勝頼、簑助さんのは優しい色男でしたが、勘十郎さんのは武士っぽいんです。男っぽい。「勝頼を挟んで(まるで大きな壁を挟んでいるように)濡衣と八重垣姫がちょっと首を傾げてちらちら見合う」図が可愛いのなんの!

「床のレベルが高い」のが前提ですが、遣う人で人形だけでなく場の空気まで変わるのだとしみじみ感動しています。どれがいいとかでなく、まして正しいとかではなく、表現の違いや組み合わせの妙に揺さ振られています。味わい尽くしたい!

清十郎さんの八重垣姫、私が拝見した中ではベストでした。素晴らしかったです。十種香では美しさにくらくらしました。狐火では全体に人形の位置が高くて見栄えがしました。

夜の部は口上に珍しいお声があったようななかったような(笑)。