PCに向かう時間がないっ!

今週は家人が夏休みで、なんだか慌ただしくて落ち着いて座っていられません(汗)。昨日は晩ごはんを作って拝み倒して出かけましたが、昨日のことについて書く暇がないです。忘れないうちに書いておきたいことを少し。

  • 西洋の話は「理」であって文楽(日本)は「情」で語るもの。だから浄瑠璃に書きなおしたものは「文楽」である。文楽として十分面白くできているのでシェイクスピアだとかまえないで観てもらいたい、と清治さんは仰ってました(私は耳から聴いた分では情というよりは理が勝っていてシェイクスピア作品と言っても通ると思いましたが)。
  • 乱歩作品を舞台化するにあたって、原作を読んだ人の中にはイメージが出来上がっているので(ビジュアル的なもの)、それを壊さないようにと気をつけました、と染五郎さん。それをわかって舞台化してくれる人なんだ、と感動しました。自分がどうしたいかだけにとらわれず、観る側の気持ちになれる人なんだ、と。それはきっと、染五郎さんが乱歩作品を愛して読み込んでおられるからだと思いました。読者の目、観客の目、能でいう離見の見、でしょうか。大事ですよね。舞台でも映画でも、その原作に愛着があればあるほどガッカリすることが多いものですが。(最近観た「剱岳・点の記」はその点素晴らしかったと思います)