嶋さんの「百話一芸」

すご〜〜〜くよかったです!能舞台浄瑠璃って、ああいう聴こえ方をするのですね。嶋さんはホントにお話がお上手で面白くて、全部は覚えて帰れませんでした(その後飲み会で相当飲みましたし^^;)。なんとか覚えていることだけ書きます。

  • なんとなんと!橋掛かりからご登場です!歩いて登場の大夫さん!
  • 嶋さんのお好きな食べ物は・・・シュークリーム!甘いものは何でもお好きだそうですよ〜。「まんじゅう!」
  • 配られた”しおり”は柄が4種類あるそうです。他の柄は何だったのかわかりませんが、私は”松葉”でした。選んだんじゃなくて偶然ですよ、偶然(笑)。
  • 「横浜の思い出は」と聴かれて「あんまりない」とにべもなく(苦笑・・・嶋さんのこういうところが好きな私はやっぱり「M」?)。でも、汽車ぽっぽで大阪に帰るときに駅ごとに師匠の若大夫さんに「えきべんこうてこい」と言われて、横浜ではシウマイ弁当だったという話がありました。シウマイシューちゃんの醤油入れが陶器だったころのお弁当でしょうか。他の駅弁はどこだったか、鯛飯といなりずし・・・
  • スライドで嶋さんの若かりし頃のお写真を拝見しました(いや、まだまだお若いですが!)。・・・港に立つ姿は「オレに惚れたらやけどするぜ」みたいな感じでした、カックイイッ!そして車の前に立つ「あ、そんな髪型を今、見てみたい」写真は映画スターみたいでしたよ〜。ついでながら復座された後、紋十郎さんと一緒に写っている写真には四世清十郎さんと文吾さんが・・・実はここでちょっと涙ホロリ。
  • 後半は「飯炊き(ままたき)の場」の実演です。三味線は富助さん。休憩時間に能舞台の上に床を作るのはお若いひとびと・・・靖大夫さんと龍爾さん?短めで15分くらいだというので「今日はハンカチいらないだろう」と思って手に握っていなかったのですが、もうすぐ終わるっていうころに耐えきれなくて涙がぶわっと・・・バッグをそろそろ開ける羽目になりました。だってだって、千松の姿が浮かんできて、その先を思ったらもう・・・
  • 退場されるときは切戸口からだったのですが、最後の最後まで「客席に背を向ける」ことをなるべく避けようとなさっているお姿が印象的でした。


ひとりごと・・・嶋さんへの勝手な親近感・・・ご出身が愛媛というだけでまず、すごく親近感があります。昨日「温泉郡」って伺って「おおお」と。次男が旧「温泉郡」の現「東温市」に住んでいます。うちは男ばかり4人なんですが、末っ子のときは「金四郎」とか「幸四郎」とかつけようと思って家人に「なに考えてんの」と反対されました。もう一人産んで「五郎」ってつけたかったなあ(笑)。そして愛媛にいる親類は「村上」姓なんですヨ〜!