生涯勉強ぢゃ

いい年をして「知らないこと」が多いので「教えていただくこと」が多いです。普通の人は知っていることなのかもしれませんが(苦笑)。教えてくださった皆様に感謝のスペシャルサンクス&備忘録。

  • トンボは「かちむし」と言って戦に縁起のいい虫だから、兜などに使われたり狂言の肩衣に使われたりすると教えていただきました。by高校教師の知人。
  • 昔の宿場は家の(商店など)間口で税金が決まったので、間口が狭くて奥行のある建物が並んでいることが多いと教えていただきました。by中学教師の知人。
  • ハプスブルグ家の歴史を知らないまま「エリザベート」を観ていた私に、世界大戦に至るまでの顛末を教えていただきました。by劇評なんかを書いているヅカ系の知人。

ハプスブルグ家については忘れてしまわないうちにちゃんと復習したいと思います。理系で、社会科は日本史をとっていたので…(思いきり言い訳)。


ところで「エリザベート」〜〜「トートの苦悩」「シシィの孤独」っていろいろ言われても今イチ理解できなくて感情移入のしどころがなかったのですが『歌劇』という雑誌での演出の小池先生の言葉のひとつひとつが頷けて、もう一度スタンスを変えて(情みたいなものはスッパリ捨てて)観てみようと思いました。
小池先生はシシィとマックスを「自分の事しか考えていない」ってばっさり言ってるんですよね。私もそう思ってた。この父と娘はワガママだ、って。それとゾフィは「皇后の義務、その時代の秩序を全部一人で代弁している」というのもすごく共感しました。歴史物語として割り切って観るべきですね。そういう意味でお芝居チックだった雪のものより、ダンスダンスな今の月の公演の方が受け入れやすいです。


テンペスト」って暗いですか?私は読んだ印象ではそうでもないんですけど。妖精が出てきてっていうのがシェイクスピアっぽいし、最終的には丸く収まるでしょう?復讐劇だけど誰も死なないし・・・あ、キャリバンは不幸かもしれませんけど。(関係ないけど、妖精パック@チョウ・ソンハさん、いいですよね!)