鬼は外へ、福は内へ

DancingDoll2009-02-03

うちの玄関にはこういう可愛いオニさんが飾ってあるので「玄関は『鬼は外』はやめましょ」と(笑)。鬼門に向いてだけ小さく「鬼は外」と言ってまいてもらいました。


昨日は国立能楽堂へ「乱能」を観に行きましたので、知立の公演の感想は今日ゆっくり書くつもりでした。ところが近所の映画館は来週になると「チェ・39歳別れの手紙」は夜の上映だけだと知ってあわてて観に行きまして(朝から体調が悪かったのに)、そのあまりの重さに気力がなくなっちゃいました。明日も「楽しむ会」に行くために昼からご飯作りだと思います。なので簡単に。

  • 「二人三番叟」:床が豪華で一座の皆さんが気圧されはしないかと心配でしたが、なんのなんの、立派に遣っておられました。プロ並に上手い方もいらっしゃるのでびっくり。左も足も介錯に入る人も皆さん頭巾なし!親近感がわいていいですねえ(^-^)v
  • 「壺坂・沢市内より山の段」:お里は、簑助さんと文雀さんの人間国宝さんお二人のしか観たことがありません。最初に至高のワザを観ちゃったわけですが(笑)、非常に対照的なお里だと思いました。清十郎さんは文雀さんのお里の方に近い気がします。私は簑助さんのお里の方が感情移入しやすいのですが、勘緑さんの沢市が情けない男ではなく優しい人に見えて、この沢市にはこっちの方が似合うかな〜とも思いました。
  • 「池鯉鮒る魂」:和太鼓ユニット&語りによって進行します。オープニング、和太鼓から入って2人の笛(篠笛?)になります。目をつぶって浮かんだのは「一面の田」でした。後方に丘があって一筋の川が手前に流れてきています。風にのって青い苗がさわさわとなびき、それが黄金の稲穂になっていく・・・そういうイメージ。でもすぐ後に「森」みたいな語りがあって「あちゃ、はずしたか〜」と(苦笑)。お話が悲しすぎて途中から心拍数が上がってしまってしんどかったです。お兄ちゃ〜ん!(涙)