呼ばないと・・・

某SNSで「地方公演の場所はどうやって決まるのか?」ということが書いてありました。以下は私個人の想像であって、事実に基づく話ではありませんが「呼ばないと来ない」と思います。某所には書きにくいのでここに。
地方公演のマネジメントは文楽協会さんだと思うのですが、縁故のある場所や前に開催したところ(自治体あるいは団体など)なら「今度いかがでしょう?」と打診できると思うのですが、いきなり飛び込み営業はしないと思います。自治体(あるいは何かの団体)から「いついつ、ここのホールでやりたいと思うのだけど」と打診して協会さんと話し合い、収入の見込みなども計算して予算が折り合えば開催という形ではないでしょうか。予算をとったりホールをおさえたり、宣伝の費用も考えねばなりません。時間も手間もかかる仕事です。
横浜のように補助が大きなところでは(毎年予算に組んでいるでしょうし)チケット代も安くできますが、補助が少なければ当然高くなります。まず一歩を踏み出すというのはたいへんに勇気のいることだと思います。
去年あたりから「逗子市のホールか葉山(燕三さんの出身地です)の会館で出来ないのかな?」と考えることは考えますが、当然ながら自分で企画を出せるような立場ではありませんし、文楽に興味のありそうな団体って市内にはないんですよね。能は謡の愛好家もいらしてなんとか定着したみたいなのですが。
初めて文楽公演を観たのは鎌倉芸術館での地方公演でした。実際は大船から徒歩15分くらいでそんなに近いというわけではないですし、知人に勧められなかったら行かなかったと思います。文楽認知度を上げるチャンスなんですけどね〜。待っているだけではダメなんだ、って思うものの政治力もコネも財力もない私に何ができるだろう?という現実。せめて宣伝だけでもしなくては。


というわけで(?)昨日の日記に3月地方公演の日程を載せて各ホールのサイトにリンクさせてあります(勝手にリンクしてごめんなさい)。皆さん、ぜひ足をお運びください。