「面落ち」って言うんだ

『人形有情』を読んで学びました。「八陣守護城」で正清が突然まっつぁおな顔になるのって「面落ち」って言うんですね。首の上に薄い面をつけて、それを落とす。天拝山の菅丞相が同じ仕掛けのようです。
物覚えが悪いので同じ部分を何度も読み返していて、なかなか全部読めません。私って今年の干支の「牛」みたいな人間なんです。何度も何度も反芻しないと消化できない。人形遣いさんの贔屓を名乗る以上は人形のことをもっとちゃんと知らないとあかんと思うのですが、ただでさえ記憶力が薄いのに寄る年波でさらにアホになってます(苦笑)
人形有情―吉田玉男文楽芸談聞き書き