八重垣姫

公演の初めのころに観たきりで、千秋楽は久々でしたが、可愛くなってました。東京で拝見したときは「賢いお姉さん」っぽくて(真面目な長女っぽい?)きれいはきれい、でも「好きな人のためなら無茶なこともやっちゃう!」という姫さまらしからぬやんちゃさはなかったと思います。自分の意志というよりも「ヨメとしての務めじゃ」みたいな感じもあったんですよね。
録画でしか観たことがないので偉そうなことは言えませんが、清十郎師匠のは「意志の強いパワフルお姫様」で簑助師匠のは「一途で可愛いお姫様」で紋十郎師匠のは「大人っぽく色っぽいお姫さま」という印象があります。
五世さんのは「上品で賢いなあ」って思っていましたが、一昨日のはやんちゃでした。イケイケでした。そして美しかった。翌日「タカラヅカ」を観たのですが「どのジェンヌさんもきれいだけれど、八重垣姫にはかなわない」って思ったほどです。嶋さんも津駒さんも可愛いやんちゃさんに語って下さっているので、やっとぴたっとそれに合ったなあ、と思いました。
元々私は、うじうじしたところがなくて、媚びたり拗ねたりしない八重垣姫は大好きなんです。ちょっと天然で、濡衣に「我折れ〜」って言わせちゃう!ストレートな感情表現、でも自分より相手を一番に考える優しさもあって行動力もある。壺坂のお里さんも好きですが、あれは相手の男性の魅力がちとわかりませぬ(苦笑)。こっちは勝頼がカッコいいのでしっくりきます。