式典ではなくお祭

式典が嫌いです。お祭は好き。襲名披露公演が堅苦しい「式典」っぽいものでなく、演じる方も観る方も盛りあがれるお祭だといいな〜って思っています。元々「発信されるものを受け取るだけ」というのはイヤなたちで、「踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!」っていうの、大好き(笑)。


関係ないですがこの前、息子が何の話のときか忘れましたが「そんなものを買うお金があるなら、オレは旅行に行ったりいろいろ観聴きしたい。モノより思い出、だよ」と言いました。子供が生まれたとき「大人になったら見たくないもの、汚いものでも見なくてはならない、だから子供には美しいものを見せてやりたい」って思いました。「美しいものをたくさん心に積めば、先々辛いことがあっても、その貯金でしのげるから」って。自然の光景との一期一会、人の心の暖かさに出合うこと、何よりもそういうことをたくさん、って。勉強はあとでも出来るから、遊べるときには遊んで、友達いっぱい作って、と言ってきました。きれいごとだと言われたこともあります。でも、20才を越えた息子が「モノより思い出」と言ってくれて、報われた気持ちでいます。私もまだまだ、思い出をいっぱい、積んでいきたいと思っています。