能楽堂での話

能ブログに書きにくいからこっちに。
昨日の私の席は最後列で「座高の高い私でも安心して観られる席」だったのはいいのだけれど、前の席のおばさまがやや問題あり。総絞りの高そうなお着物をお召しで、和服の方は帯の分前傾姿勢になるのでそれだけで視界を遮るのだけれどそれは致し方ないと思う。問題は髪。髪にヴォリュームを持たそうと思ってのことだとは思うけれど頭頂部と両脇にかもじを入れてるらしくて頭の上にポコリンと山がある。よそでならいくらでもそういうオシャレをしてくださってもかまわないけど、劇場でそれをやられるとはっきり言って迷惑。例を挙げれば馬場あき子先生なんて絶対にそういう邪魔な髪型はなさらないでピシっと結っていらっしゃる。
でもまあ「オシャレして観劇したいんでしょう」と百歩譲って少し横によけて観ていたらなんと、その頭が前後左右にグラグラ・・・寝てるじゃん!「安宅」で寝るかって驚いたけど、ばっちりオシャレしてきて眠るなら、楽な格好できて起きてちゃんと観た方がいいんじゃないのかなあ。伝統芸能はファッションのひとつなのかなあ。。。