ぼんやり

  • 人間像:体調がよくなくて今日は予定をとりやめて家にいる。「絵本太功記」に出てくる人で一番好きなタイプはやっぱり田島頭かな、女性だと阿野の局かな〜、などとぼんやり考えていた。わかりやすい人が好きなのダ(笑)。高村光太郎という詩人が好きなのだが、ある詩の中に「餓死よりは火あぶりの方をのぞむ中世期の夢を持つてゐます」という一句がある(この”火あぶり”っていうのはジャンヌ・ダルクのこと)。そうだ、私もそう思う。信念のためには戦って戦って戦い抜きたい。その行く先が討ち死にであろうと火刑であろうと、自ら死を選んだりするよりはましだと思っている。一族の長ともなるとそう簡単にはいかないだろうし、フツーがいいよね、好きに生きられて。
  • 人形の首:例えば田島頭は観た瞬間にその人の性格がわかる(首は「金時」)。こういう性格の人を表したいんだなあ、ってわかりやすい。言わばDancingDollさんとしては際立ったCharacterDancer。そこにいくと二枚目や女の首はどうもいけない。出てきただけではどんな性格なのかさっぱりわからない。着ているものや髪型でその人の輪郭はわかっても性格まで知ることは無理だろう。それでも出てきた瞬間にその人となり(もちろんその人形遣いさんが「こう」だと思っている人となり)がスパンと入ってくることがある。あれは何故なんだろう、実に不思議だ。