市民大学講座「文楽に親しむ」

今日は「文楽の人形」でした。人形遣いさんが来れないのでS井氏によるビデオや写真での講義でしたが眠い眠い、参りました。寝不足で過労気味なところに持ってきて”参加者に高齢者が多い”せいか部屋が温室。あつ〜。知ってる話もあり知らない話もあり、でもこの先生脱線が多くて(苦笑)意識が何度も遠のいてしまいました。申し訳ないです。
ナゾだったのは「小割表」の説明のとき。「これが主遣いで左下にあるのが足遣い、右肩にあるのが左遣いですね〜」と始まり「渡辺綱の場合は1度、実は鬼の若菜は2度、左と足が替わっていますね」と名前を読みながらの説明となりました。ちなみに10年前くらいのもので綱は玉女さんで若菜は当時は蓑太郎さんの勘十郎さん。
「綱の左は玉志が玉也となってますね、これは格が上ってるわけです」なんていう風に始まって「若菜は最初は足が蓑一郎で左が蓑二郎となってますが、実は一番大事なのは踊る場面でここは一門の中で格上の人がきます。足は清五郎、左は清之助・・・君です」・・・え?今、何て仰いました?と一瞬パッチリ目が覚めました。ちょっと待って!なんで清之助さんだけ「君」がつくの?
勘十郎さんとか玉女さんとか玉男さんとか、普通はさんづけで呼んでいて、表の説明だから敬称なしなんだな〜と思っていたのに何故か1人だけ「君」づけ・・・う〜ん、ナゾだ。でも「何故1人だけ君づけなんですか」とも聞けないし(笑)。確かに「君」が似合いそうな人ではあるのだけれど。