2部3部

14日に3部、15日に2部を見てきました。出だすと止まらない咳がひどいので3部は道行はカット。
嶋さんがまだまだ語れるではないの、隣の太夫よりようお声が張っておられるでないの、思った以外、感想というほどのものはなし。22日に1部を観るので、そのあとまとめて書きます。

もう2月

一応、3部とも1枚ずつおさえてあるのだけど、2部はもう1回行きたかったな〜。嶋さんももちろんだけど寛太郎くんの曲弾きがすごいらしい。昨日、三味線レクチャーで聴いてきたけど、地味ながら高度なテクが織り込んであるそうな。後半まで行かないけど楽しみにしておこう。

忘れる前に

明日も5時起きなので早く寝たいのですが、忘れる前に人形で印象に残ったことを。
・前の日記にも書きましたが、幕開三番叟はとてもよかったです。人形の位置が高く、足も元気がよく、2人の息が合っていて見ていて気持ちよく、袖を巻く勢いが強すぎて人形の顔面を強打(笑)するのもご愛敬で友達と笑いながら堪能。人形さんの未来は明るい気がします。
・朱雀堤は、うーん、なんか散漫でした。清十郎さんはもっともっと押してきていいんだけどなあ〜と、これは後の段でも感じました。2日目だったのでまだしっかりつかめていなかったのかも?しれません。もう観れないので、皆さんの感想を聞きたいところ。環宮のくどき(?門の外の場面)はやりすぎず上品でしたが、品がよいままでももっと押せる!押した方がいい!となんとなく歯がゆく・・・
・出遣いではなかったのですが、はっとするほどいい人形があって、慌ててプログラムを見たら簑紫郎さんでした。あ、やっぱり上手いな〜と納得。友達も同じように思ったようでプログラムを開いてました。
・環宮、床が頑張っていたので人形さんも乗りやすかったんじゃないかと思います。ただ、イマイチ盛り上がらない。最後のでかいの2人のところに来てもイマイチ盛り上がらない。まったく眠気は起きなかったのでいい出来だったのだと思うけれど、平坦というかそつがないというか・・・これ!というものを受け取れませんでした。受け取り手の問題なのかもしれませんが。
・紅葉狩、一輔さんの維茂はシルエットで見たら本当の人間に見えたと思います。現師匠の簑助さんは人形にしかできない振りが身上だと思いますが、一輔さんの人形は首の角度とか肩の動きとか、その微妙さが限りなく人間に近い。最近では出遣いでもその存在が消えることがあって、その分人形がぐいぐい押してくる、一暢を襲名する日も近いかなあ。勘彌さんの鬼神、まだ3人の息が合ってなかったです。今はもっとずっとよくなってるでしょうね。

もう1回行けたらよかったんだけど。

文楽12月公演

昨日、12月公演に行きました。結構気合を入れて真剣に観て聴いてきたので細かく感想を書きたいのですが、目下異常に忙しくて書くことができません。
靖さん&清馗さんペアもよかったし、千歳さん&富助さんも泣かせてくれましたが、私のピカイチは睦さん。高音の美しさはもともと抜群でしたが、低音がすごく安定してきた気がします。あと、寛太郎さんの音が(声も含めて)好みすぎて「長生きしてどこまでいくか見届けにゃあならん」と思いました。
朱雀堤って、8体の人形が出る場面があって、計24人が黒黒と舞台を埋め尽くすんですが、全体に散漫な感じで好きじゃない段。変えちゃいけないのかもしれないけど、もう少し工夫できないのかな。人形についてはまた後日。
あ、そうだ!昨日の幕開三番叟は勢いがあってよかったです。足は文句なしだったし、主遣いさんは勢いがありすぎて袖が顔面を直撃してました(^◇^)幕開けなんだから、小器用なのより元気いいのがいいわよ。

体調不良にて

本日、1、2部を見るつもりが、十人斬りで突如気分が悪くなり(元々すごく苦手、古市油屋で出ればよかった)、胃が差し込んで立っていられなくなって医務室へ…なんとか2部を見始めたものの胃痛と寒気でギブアップ、道行も見れず帰宅。まだ快復しないので感想書けず(--;)

今月はもう行ける日がないので残念なり。

とりあえず、津駒さんの語りと清介さんの三味線がよかった。特に清介さんは神の領域だった(´∇`)

掛け声がかかった太夫さんが二人ともちょっと語りが苦手な方だったので、人の好みは本当に十人十色だな〜としみじみ。